まだC2J.jpに登録されていない方
安心便利簡単!
無料会員登録
会員登録すると・・・
① 直接中国サプライヤーに問合せができる!
※工場所有サプライヤー多数
② C2J.jpの充実したサービスがご利用できる!
③ 最新の商品仕入れ情報やメーカーリストが手に入る!
会員IDをお持ちの方はこちらから
会員IDが必須です。
パスワードが必須です。

ユーザID、またはパスワードに誤りがあり、

ログインできませんでした。

ログインしたままにする

日中ニュース>詳細ページ

馬雲氏と孫正義氏が互いに取締役を退任 背後には何が?
発信時間: 2020-06-30 10:06 | 引用元: j.people.com.cn | 訪問回数: 273

孫正義氏と馬雲氏は21年にわたり、互いにとって協力パートナーだった。

そしてこのほど、互いの会社の取締役を退任した。

ブルームバーグ社の報道によれば、孫氏は株主総会で、自身の取締役退任について、馬氏がソフトバンクグループの社外取締役を退任したことと同じで、両者の間に何らかの溝があったためではなく、阿里巴巴(アリババ)は引き続きソフトバンクのポートフォリオの王冠に燦然と輝く宝石だと述べたという。

出会いから21年、馬氏と孫氏の関係は、かつて孫氏の側近に「ソウルメイト」(魂の伴侶)と評されたこともある。両氏はそれぞれ大きな成功を収め、アリババは1ベンチャー企業から時価総額6千億ドル(1ドルは約107.2円)以上の超大型企業に成長し、孫氏もアリババへの投資で大きな収益を上げた。

「一目惚れ」  アリババはソフトバンクから2千万ドルの投資獲得

アリババの壮大なビジネス版図の起点は1999年にあり、馬氏はこの年に湖畔花園エリアにある自宅で起業決起会を行った。馬氏は起業のビジョンを語り、中国人が創業した世界で最も偉大なインターネット会社を目指すとした。しかし2000年にソフトバンクから2千万ドルの融資を受けるまで、馬氏はシリコンバレーで融資を少なくとも40回断られている。

08年、成功して名前が知られるようになった馬氏は出演したテレビ番組の中で、孫氏との出会いを振り返った。「孫正義氏と初めて会ったあの日、自分はスーツも着ずに、本当に気楽な気持ちで孫氏に会った。融資してもらおうという考えもなく、会ってすぐに自分がどんなことをやりたいのか話し、話がまだ終わらないうちに孫氏に遮られ、『いくら必要なのか』と聞かれた。融資してもらおうとは思っていないと答えると、孫氏は『融資は必要だよ』と私を励まし、どうやって資金を利用するか、どうやったらスピーディに利用できるかを教えてくれた。一目惚れなんて信じない人もいるが、あれはたぶん一目惚れだったのだろう」。

この日の面会で、孫氏はアリババに4千万ドルの投資を提案した。提案を聞いて非常に感激しながらも、馬氏はその提案を断った。その理由は、これまで最高でも200万元(1元は15.1円)の資金しか管理したことがなく、そんなにたくさんの融資を受けてもうまく使えないし、会社も問題を起こすだろうと考えたからだった。孫氏は3500万ドルに減額したが、馬氏はもう少し考えさせてほしいと回答。自分のチームと検討した結果、自ら日本へ赴き孫氏と再び協議したものの、投資額は確定しなかった。

最終的な投資額は1本のメールで決まった。「孫氏に提案したのは2千万ドルで、これに同意してくれたら融資を受けるし、だめなら融資は受けないと書いて送った。孫氏からの返事はたった一言『go ahead』(それでいこう)だった。インターネットが最も冷え込んだこの冬、私は孫氏を困らせたことはなかったし、孫氏も私を混乱に巻き込んだことはなく、私たちはお互いに信頼し合っていた」と馬氏は振り返る。

当時まだ創業初期だったアリババへの2千万ドルの投資は、ソフトバンクにとってテクノロジー企業に対する最も成功した賭けになったことは、後に証明された。

ソフトバンクは00年の2千万ドルに続き、04年にもアリババに4千万ドルの追加投資を行い、アリババ株の28%以上を保有した。05年10月、孫氏はアリババの取締役になり、07年5月には、馬雲氏にソフトバンクグループの10人目の取締役に就任し、重大な案件についての決定に参加するよう求めた。馬氏はこれまでソフトバンク取締役会で13年にわたり取締役を務め、孫氏はアリババの取締役会で15年間取締役を務めた。

投資失敗でソフトバンクが巨額の損失、アリババ株売却で「穴埋め」

昨年12月6日に行われた2019年東京フォーラムで、馬氏は孫氏について、「おそらく世界の投資家の中で最もガッツがある。彼ほど勇気がある人はそういない」と評価し、孫氏はこれを受けて、「そのガッツが損を生むこともあるけれど」と述べた。

アリババ株は現在、ソフトバンクが保有する資産の中で依然として最も価値があるものだ。孫氏はこれまで1度ならず対外的に、「できるだけ長くアリババ株を持ち続ける」と述べてきた。今年6月25日に行われたソフトバンクグループの今年の株主総会でも、孫氏は変わりなく、「ソフトバンクはできるだけ長くアリババ株を持ち続ける」と述べた。

実際には、ソフトバンクは16年からアリババ株を少しずつ売却している。今年3月23日には、410億ドル分の資産を売却すると突然発表し、その中には時価総額140億ドル分のアリババ株も含まれていた。

外部からは、ソフトバンクがこのほどアリババ株を売却し、孫氏がアリババの取締役を退任した直接の原因は巨額の損失だとみられている。

孫氏はここ数年、シェアオフィス事業のウィーワークと配車アプリのウーバーへの投資を続けていたが、両社の経営難でソフトバンクの損失がふくれあがったことから、孫氏の手腕を疑う声が出ていた。

アリババ以外に、ソフトバンクが大量に保有する優良資産にT-モバイル株がある。T-モバイルは米国3位の通信会社で、時価総額は1250億ドルを超える。資金を調達するため、ソフトバンクは保有する時価総額200億ドル分のT-モバイル株も売却しようとしている。

今年3月31日までの19年度に、ソフトバンクのベンチャー投資部門ビジョンファンドは170億ドルの損失を計上した。

ロイター通信の報道では、ビジョンファンドは今年3月末までに、スタートアップ企業88社に計750億ドルを投資したが、投資先企業の時価総額は696億ドルにとどまる。

ウーバーとウィーワークへの投資だけでも、ソフトバンクの損失は100億ドルに迫るという。

keyword:中国輸入代行中国卸売中国仕入れサイト