ホスファチジルセリンについては、まずリン脂質の一種であるということですが、構造中にリン酸エステル部位をもつ脂質の総称とあります。ホスファチジルセリンは、 油脂とは 異なって水溶性と油溶性の両方の性質をもつリン脂質の一種です。

リン脂質は、通常 卵黄や大豆から抽出・分離して得られるレシチンとして知られ、 生物の細胞膜を構成する成分であり、とりわけホスファチジルセリンは脳の神経細胞に多く含まれています。

構造式：

主な効果：
　　働きとしては、細胞膜へ栄養素を取り込んだり、老廃物を排出したり。脳の栄養素とも呼ばれるホスファチジルセリン(PS)は、脳内での情報伝達にもかかわるため、そう呼ばれているようです。

ホスファチジルセリンに期待される効果、効能は、主に脳に関係することです。脳の栄養素みたいな感じで呼ばれることからも分かります。記憶力、認識力、学習力、うつ病（うつ症状）、ストレスを和らげる、ADHDなど、その他多くの効果が指摘されています。

ヒトに限らず生物では、加齢にともなって日常活動面でのさまざまな機能が衰え、 いわゆる老化現象を生じるようになりますが、それは私たちの行動をつかさどる「脳」も同じこと。

　　高齢になるにつれて、記憶力や判断力が減退したり、注意力が散漫になったり、 それらの持続性が低下したりするようになります。もちろん、精神的活動においても、脳によってコントロールされていますから、 老化にともない気力ややる気が失われるのも想像に難くありません。

脳をしっかりサポートすることが、私たちの健康を守る事でもあるのです。

　　ホスファチジルセリンは、一般の食品には極微量にしか存在しないため、食事から十分量を摂取することは、 大変難しいとされてきましたが、技術革新により大豆を原料とした高純度の植物性ホスファチジルセリンを作り出すことが可能になりました。

性状：棕色至浅黄色粉末
規格：ホスファチジルセリンPS） 20%~85% HPLC