一.バーミキュライトとは

バーミキュライト(蛭石、ひるいし、vermiculite)は、マグネシア(MgO)の多い輝岩が　熱水の影響でアルカリ分逸脱して、水分が加わり、雲母の性質を帯びた鉱物で、雲母の一種です。薄い膜状の鉱物が幾層にも積み重なった構造をしている;

原鉱石の蛭石を約800~1000度で加熱することにより、雲母の層が　アコーデオン状に剥離膨張して、容積を増やして、丸で蛭が伸びる様になるので、蛭石の名づけだ。

二.化学性能：

1.化学方程式:　（Mg,Ca）0.7（Mg,Fe,Al）6.0[(Al,Si）8.0](OH4.8H2O）

2.化学主要成分：

三.バーミキュライトの特徴：

焼成したバーミキュライトが　非常に軽量で、保水性、通気性、保肥力に優れ、多孔質な性質をもち、土壌を浄化、改良するこうがある、含有するカリウム、マグネシウム等の微量要素が植物の成長にも役立つ;

中性で無菌なことから、種まき用土によい;

園芸分野以外でも、使い捨てカイロや建設資材、家畜の飼料等の幅広く利用されるいる;

四.バーミキュライトの分野別用途

1.建設資材用：

バーミキュライト(蛭石)の溶融温度は　1150~1300度で、然も、空気層を要するため、保温性があり、古くから建材として、使用される;

1-1.耐火性：

1-2.保温性・吸音性：

1-3.軽量材：

1-4.その他：

2.農園芸用：

700~900℃焼成された蛭石は　高温処理の為、無菌状態で出荷される;層と層の間に　水や養分を含んだ肥料等を抱き込む性質があり、農園芸ではなくてはならない土壌改良土だ;

●特徴

1.保水力・保肥力が極めて大きい;

2.多孔質のため、吸水力が大きく（自重の5~6倍の水分を吸収できる）、水分や肥料の流亡を防ぎます;

3.土壌を柔らかくする

バーミキュライト（蛭石）は土壌の微粒子間に無数の空気孔を作り、粘りのある重い土壌でも軽くて柔らかく、空気の流通を良くします;

4.無菌で安全：高温焼成により、製造されているので、有害な菌やバクテリヤ、雑草の種子を含みません。

5.保温性がある

バーミキュライトの層と層の間に空気層を有するため、急激な地温の変化を防ぎ、夏は地面の焼けから根を守り、冬は地温の保持に役立つ。

6.窒素の吸着性がある

五.規格：

1.蛭石原石：3~6mm、2~4mm、1~4mm、0.3~1mm等;

2.焼成蛭石：3~6mm、2~4mm、1~3mm、0.3~1mm、20~40目、40~60目、100目、200目、325目等;

P.S：オーダーメイド致す;